昨年春頃から良く本を読むようになりました。今まで読書はしてこなかった訳ではありません。自分の中で何かスイッチが入ったそんな感じです。
きっかけは、You Tubeで怪談を観てそこに出ている怪談師がその時語った話や、その他にもたくさん怪談が載っている本を出しているということでした。不思議な話、怖い話が好きでYou Tubeも観ていたけどもっと知りたいと思って本を買って読みました。
その後、怪談ばかりではなく普通のミステリーなども読んでいき、ある時中山七里の作品に出会いました。
中山七里の作品は、デビュー作の「さよならドビュッシー」がこのミステリーがすごいで大賞を受賞し映画化もされています。その他にも映画化やドラマ化されている作品もいくつかあります。
自分が最初に読んだのは「ヒポクラテスの誓い」でした。そして、どはまりしました。何というか自分にとって読みやすく、また作中の事件が衝撃的で大きな社会問題と関連していて考えさせられました。それに、同じ岐阜県出身というのにも親近感がわきました。それから刑事犬養隼人シリーズを読み更にはまっていきました。
最近になってようやく「さよならドビュッシー」を読みました。もちろん面白かったです。でももし、この作品に最初に出会っていたらここまで中山七里にはまらなかったかもしれません。クラシック音楽には疎くて、作中でピアノを弾くシーンや曲がわからなくて細かく描写されていてもあまり想像が及びませんでした。だから、最初に違う作品に出会えて良かったと思います。
出会うタイミングというか、順番というかそう言うのは結構重要なのかもしれません。
今はよく洋楽を聴きますが、中学生の頃にラジオで洋楽を聴いてもよくわからなかったような感じに似ているのかもしれません。時間が経ってわかる事もあります。趣味や嗜好が変わってきたというのもあるかもしれません。
本当に中山七里の作品に出会えて良かったなあと思います。まだまだ読んでない作品が多いので、これから読んでいくのが楽しみです。
機会があったら是非読んでみて下さい。